Hosei Erasmus Mundus Program Euro Pholosophy

Hosei Erasmus Mundus Program, Euro Pholosophy - Over the two academic years 2008-9 and 2009-10 at Hosei University, classes for the first semester of "Euro Philosophy", an EU Erasmus Mundus Master Program, have taken the form of one-month intensive lecture series. This is the first instance in Japan of administering such a large-scale intensive lecture series within the Erasmus Mundus Master Program.

Syllabus

現象学: "現象学の諸相"(2010)

担当教員

ピエール・ロドリゴ、村上靖彦、原和之、合田正人

授業内容

※ シラバス詳細は、英語ページの仏文要綱をご覧ください。

授業教室

(3/24を除く毎日)法政大学92年館(大学院棟)303教室
(3/24のみ)法政大学政策創造科(安信ビル)A501教室

授業日程と各回のタイトル

ピエール・ロドリゴ(6講義):
「哲学の理念 ―フッサール『危機』における'生活世界'と歴史」
  1. 3/25 [2時限] フッサールの現象学的企図の再開と発展としての『危機』
  2. 3/29 [3時限] フッサールの現象学的企図の再開と発展としての『危機』
    /フッサール、ガリレオ、デカルト―近代科学と超越論的哲学
  3. 3/30 [3時限] フッサール、ガリレオ、デカルト ―近代科学と超越論的哲学
  4. 4/10 [3時限] 生活世界の歴史的目的論
  5. 4/12 [3時限] 生活世界の歴史的目的論
    /生活世界がもたらす新たな超越論的根源性
  6. 4/13 [2時限] 生活世界がもたらす新たな超越論的根源性
村上靖彦(2講義):
「自閉症と分裂病 ―ステレオタイプ化した遊びと妄想における間主観性」
  1. 3/31 [3時限] 閉症の子供の遊び
  2. 4/01 [3時限] 分裂病の妄想
原和之(2講義):
「悪魔の代弁者の戦略 ―ラカンにおける'欲望'概念の練成」
  1. 4/6 [3時限] ラカンとヘーゲル ―「欲望の欲望」のもう一つのディメンション
  2. 4/9 [3時限] ラカンとソシュール ―「意味」をどう捉えるか
合田正人(2講義):
「東西の対話」
  1. 4/09[2時限] ハイデッガーと田辺元 ―「種の論理」と「存在論」
  2. 4/10[1時限] デリダ、パース、鶴見俊輔 ―もう一つの現象学と記号論
試験日:4/16

備考

授業時間
  • 1時限:11:00-13:00
  • 2時限:14:00-16:00
  • 3時限:16:30-18:30

※ 各講義のシラバス詳細は、英語ページの仏文要綱をご覧ください。

科学哲学: "生物学の哲学"(2010)

担当教員

ポール=アントワーヌ・ミケル、金森修、安孫子信、河野哲也

授業内容

※ シラバス詳細は、英語ページの仏文要綱をご覧ください。

授業教室

(3/24を除く毎日)法政大学92年館(大学院棟)303教室
(3/24のみ)法政大学政策創造科(安信ビル)A501教室

授業日程と各回のタイトル

ポール=アントワーヌ・ミケル(6講義):
「ベルクソン、カンギレム、シモンドン」
  1. 3/23 [1時限] 持続の問題は物理の問題でもある(ベルクソン)
  2. 3/23 [2時限] 生命、進化、エントロピー(ベルクソン)
  3. 3/24 [1時限] クロード・ベルナール生理学の批判(カンギレム)
  4. 3/25 [3時限] 医学における統計学的アプローチの批判(カンギレム)
  5. 3/29 [1時限] 個体化と結晶化(シモンドン)
  6. 3/30[1時限] 個体的なものから生きたものへの移行(シモンドン)
金森修(2講義):
「ビオスとゾーエー、そして'立ち現れ'」
  1. 4/05 [2時限] ビオスの政治的含意―現代生政治学についての考察
  2. 4/06 [2時限] 大森荘蔵の哲学―日本の分析哲学の一頂点
安孫子信(2講義):
「オーギュスト・コントの生物学の哲学」
  1. 4/07 [2時限] 物理学・化学的なものと生物学的なもの
  2. 4/08 [2時限] 生物学的なものと社会学的なもの
河野哲也(2講義):
「エコロジカルな哲学に向けて」
  1. 4/09 [1時限] 「拡張した精神」の概念とJ.ギブソンの心理学
  2. 4/12 [2時限] 神経倫理学―「拡張した精神」が神経倫理学に対してもつ意味
試験日:4/16

備考

授業時間
  • 1時限:11:00-13:00
  • 2時限:14:00-16:00
  • 3時限:16:30-18:30

※ 各講義のシラバス詳細は、英語ページの仏文要綱をご覧ください。

2009年度 プログラム概要

実施月日
2009年4月1日(水)~4月29日(水)の1カ月間
開講科目
(a) 形而上学(全12回)
(b) 現象学(全12回)
(c) 科学哲学(全12回) の3科目
授業時間
授業各1回の授業時間は90分
A:2時限目(11:10-12:40)、B:4時限目(15:10-16:40)を示す。授業によって時間がことなるので、詳細は上記「開講科目」のリンクより各授業のシラバスを参照すること。
授業担当者
1科目12回の授業の6回をEUから派遣の教員1名が、残りの6回を日本人教員2名が各3回ずつ担当する
成績評価
各科目で口答試験を実施し(4月29日に予定)、3教員の合議で行う
使用言語
フランス語
授業場所
法政大学大学院棟803教室
※法政大学大学院棟:
〒162-0843 新宿区市谷田町 2-15-2
TEL.03-5228-0550
» 市ヶ谷 キャンパスマップ

本学学生の単位認定、および自由聴講について

法政大学哲学専攻大学院生への対応

法政大学大学院哲学専攻生が当該授業に参加し、授業終了時に一定の成績評価を受ける成果を得た場合には、哲学専攻は大学院学則第19条第1項に従い、その成績を当該学生の修了所要単位(1科目2単位)として認定することになる。

他大学学生または一般の方の自由聴講

本授業はエラスムス・ムンドゥス修士課程生と法政大学哲学専攻大学院生へ向けた正規授業であるが、この試みは同時に、哲学のヨーロッパの現場と日本の現場とが広く交わる機会を生み出すことを目指している。正規の授業である点を了解の上で、他大学の大学院生や、さらには一般聴講者が本授業に自由聴講者として参加することは構わないし、歓迎される。

2009年度 教員と学生

教員

参加教員はEUから派遣の3名と日本からの6名の以下9名である(*は実施責任者)

  • フローランス・ケマックス(ベルギー・リエージュ大学)
  • エチエンヌ・バンブネ(フランス・リヨン第3大学)
  • アルノー・フランソワ(フランス・トゥルーズ第2大学)*
  • 金森修(東京大学教育学部)
  • 鈴木泉(東京大学文学部)
  • 杉山直樹(学習院大学文学部)
  • 村上靖彦(大阪大学人間科学部)
  • 藤田尚志(九州産業大学国際文化学部)
  • 安孫子信(法政大学文学部)*

Continue reading