Hosei Erasmus Mundus Program Euro Pholosophy

Hosei Erasmus Mundus Program, Euro Pholosophy - Over the two academic years 2008-9 and 2009-10 at Hosei University, classes for the first semester of "Euro Philosophy", an EU Erasmus Mundus Master Program, have taken the form of one-month intensive lecture series. This is the first instance in Japan of administering such a large-scale intensive lecture series within the Erasmus Mundus Master Program.

Syllabus

Lecturers and students (2009)

Lecturers

Florence Caeymaex
(Chercheur qualifié, FNRS, Université de Liège)
Étienne Bimbenet
(maître de conférences, Université Jean Moulin-Lyon III)
Arnaud François
(PRAG, Université Toulouse II-Le Mirail)*
Shin Abiko - 安孫子信
(professor, Hosei University - 法政大学)*
Osamu Kanamori - 金森修
(professor, University of Tokyo - 東京大学)
Naoki Sugiyama - 杉山直樹
(professor, Gakushuin University - 学習院大学)
Izumi Suzuki - 鈴木泉
(associate professor, University of Tokyo - 大阪大学)
Yasuhiko Murakami - 村上靖彦
(associate professor, Osaka University - 大阪大学)
Hisashi Fujita - 藤田尚志
(full‐time lecturer, Kyushu Sangyo University - 九州産業大学)

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Métaphysique (2009)

担当教員

アルノー・フランソワ、杉山直樹、藤田尚志

授業内容

「ベルクソン『創造的進化』を読む」
ベルクソンの代表作の一つであり、ノーベル文学賞受賞の機縁ともなった『創造的進化』。この著作の綿密な校訂板を出したアルノー・フランソワを中心として、杉山直樹・藤田尚志が各章の要点を明快に整理しつつ、従来のベルクソン研究では論じられてこなかった新たな問題系を浮かび上がらせる。

具体的には、フランソワは、哲学的には本書における生命論と認識論の円環関係に、歴史的には当時の生物学・物理学的知見と本書の関係に着目しつつ、序論、第1章と第4章を読む。藤田は、哲学的には生命進化と技術の関係に、歴史的には後にベルクソン研究に大きな影響を与えることになるドゥルーズとの関係に注目しつつ、第2章を読む。杉山は、認識論的に大きな賭け金となる「知性と物質の同時発生」に関するベルクソン理論に焦点を合わせて第3章を読み、最後にベルクソン的な生の哲学の日本における受容を論じる。

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Phénoménologie (2009)

担当教員

フローランス・ケマックス、村上靖彦、鈴木泉

授業内容

「現象学への二つのアプローチ」
ここでは現象学について二つのアプローチが展開される。(1)現代哲学史のアプローチでは、はじめに特にサルトルとメルロ=ポンティを通して、有限性と自由の関係について現象学がどのように考えたのかを示す。次にドゥルーズの「超越論的経験論」の理念を基点として、現象学(フッサール、ラントグレーベ、メルロ=ポンティ、サルトル)が差異哲学と対比される。(2)応用現象学のアプローチでは、現象学の資源(メルロ=ポンティ、フッサール)を精神病理学の探究のために動員する。同じテキスト・ソースの二つのありうべき読解から出発して、これら二つのアプローチは現象学的思考の豊穣さを描き出す。現代哲学の根本問題の錬成への貢献、臨床的分野での実質的な成果は、就中、現象学の現代における二つの用法を構成しているのだ。

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Philosophie of Sciences (2009)

担当教員

安孫子信、エティエンヌ・バンブネ、金森修

授業内容

「科学と人間」
科学についての「哲学的反省」が科学哲学であるとして、伝統的な科学哲学、つまり形而上学的な認識論が19世紀以降退場していったその後に、それの「哲学的反省」の部分に取って代わっていったさまざまな試みが扱われる。まず取り上げられるのは、その「哲学的反省」そのものを科学に化そうとして新たな人間科学(社会学)を創始し、伝統的認識論を終息させたオーギュスト・コントの試みである(安孫子)。ついで扱われるのは、そのような人間科学の科学としての立ち位置を現象学の方法を借りて精緻にあぶりだし、人間科学の新たな次元を開いたメルロ=ポンティの科学論である(バンブネ)。そして最後に、近代科学を劇的に導入していった近代日本がそれに差し向けた、日本的な'哲学的反省' が問われる。それぞれ個性的な科学哲学を展開させた、橋田邦彦、下村寅太郎、大森荘蔵の3人が取り上げられる(金森)。

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