Hosei Erasmus Mundus Program Euro Pholosophy

Hosei Erasmus Mundus Program, Euro Pholosophy - Over the two academic years 2008-9 and 2009-10 at Hosei University, classes for the first semester of "Euro Philosophy", an EU Erasmus Mundus Master Program, have taken the form of one-month intensive lecture series. This is the first instance in Japan of administering such a large-scale intensive lecture series within the Erasmus Mundus Master Program.

report

お茶会 (2015)

今回も番外編として、授業外の企画の模様をお届けします。

五月二十日、大学の公認サークルである法政大学茶道研究会の協力により、エラスムスの学生のためのお茶会が催されました。参加者はエラスムスの学生四人と、彼らと関わりのある学生たちです。

お茶の道具

茶室は日本人には落ち着く空間なのに、彼らにとってはエキゾチックなものに見えるようで、障子が閉まるや、「知らないところに閉じこめられちゃった」という冗談もこぼれました。

茶会が始まると、まずお菓子が出されます。今回用意されたのは、水の中を泳ぐ金魚を描いたもの。夏の気配が近づくこの時期に似合う、涼しげなお菓子でした。和菓子は味を楽しむのはもちろん、目でみて楽しむものです。エラスムスの学生たちからは、「こんな綺麗なお菓子は見たことがない」との声も上がりました。

まずお菓子から

いよいよお茶です。お茶をいただく際には、絵柄のある正面に口をつけないために茶碗を回します。動作こそぎこちないものの、彼らもこのマナーを実践していました。また、茶会では腕時計を外すのが決まりです。これは主人と客とが共に過ごす時間を尊び、現実の時間にとらわれないようにするためです。その説明を受けて、学生たちも納得していました。

涼し気な金魚模様のお菓子

彼らは今回は特別に、茶会の後で、茶筅を使って自分でお茶を点てる体験も行いました。きめの細かい泡を立てるのはなかなか難しく、手本を示す部員の仕草には感心しきりでした。こうして自分で何とか点てたお茶を味わって、茶会はお開きとなりました。

自分で点てたお茶を飲む

この茶会で飾られていた掛け軸には「一期一会」と書かれていましたが、この言葉は、「巡り合わせは一度切りのものであり、だからこそ、いまこの時を大事にすべきである」と説くものです。日本の茶道に初めて触れたエラスムスの学生たちにとって、今回の茶会はまさにそのような意味を持つものだったのではないでしょうか。
 
集合写真