Hosei Erasmus Mundus Program Euro Pholosophy

Hosei Erasmus Mundus Program, Euro Pholosophy - Over the two academic years 2008-9 and 2009-10 at Hosei University, classes for the first semester of "Euro Philosophy", an EU Erasmus Mundus Master Program, have taken the form of one-month intensive lecture series. This is the first instance in Japan of administering such a large-scale intensive lecture series within the Erasmus Mundus Master Program.

syllabus

現象学(2012)

担当教員

アレクサンデル・シュネル、原和之、合田正人、村上靖彦

授業内容

※ シラバス詳細は、英語ページの仏文要綱をご覧ください。

授業教室

大学院棟702教室

講義タイトルと授業日程

アレクサンデル・シュネル(6講義):
「現代フランス現象学入門」
認識論に傾いたフッサール、存在論に傾いたハイデガーをともに越えて、言語や現象の地位そのものの検討に向かっていった現代フランス現象学の基本的な特徴を把握していく。その把握に基づき、レヴィナスの「現象性なき現象学」とリシールの超越論的現象学再構築の仕事とを詳しく見ていく。
  1. 4/12 [10:00-12:00]
  2. 4/13 [10:00-12:00]
  3. 4/16 [10:00-12:00]
  4. 4/17 [10:00-12:00]
  5. 4/18 [10:00-12:00]
  6. 4/19 [10:00-12:00]
原和之(3講義):
「'欲望'概念のラカンによる練り直しとエディプス・コンプレクスの改鋳」
本講義では、1960年代はじめまでのジャック・ラカンの議論を取り上げつつ、ラカンの「欲望」概念がヘーゲルとソシュールとの接触のなかで、しかし最終的にはそこから距離を取ることによって形成されてきた過程を見たうえで、この概念が可能にしたラカンによるエディプスコンプレックスの再定義を詳しく検討する。
  1. 5/11 [14:00-16:00] 「ラカンとヘーゲル―'欲望を欲望する'について」
  2. 5/18 [16:00-18:00] 「ラカンとソシュール―'意味作用'について」
  3. 5/25 [16:00-18:00] 「ラカンに依るエディプス・コンプレックス」
合田正人(3講義):
「ディアスポラ・システム論に向けて」
「日本的なもの」とは何かについてはこれまでも多くの主張がなされてきたが、「何」に対応する「モノ」として「日本的なもの」を想定する限り、この試みはつねに挫折を強いられるのではないだろうか。むしろそのような「モノ」の炸裂をこそ思考する必要があるのではないだろうか。この炸裂こそ講師が「ディアスポラ・システム」と呼ぶもので、それは「多島海」(アルシペラグス)と言い換えてもいいのだが、今回は三つの次元でこのような炸裂の痕跡を辿ってみたい。
  1. 5/21 [14:00-16:00] 「スキゾフレニーと二人の精神科医―木村敏と中井久夫」
  2. 5/23 [14:00-16:00] 「伊波普猷の「沖縄学」と明治期の人文学」
  3. 5/24 [14:00-16:00] 「アンヌ・チェンの『中国思想史』をどう読むか―文学と形象」
村上靖彦(3講義):
「質的研究における現象学」
看護研究における質的研究において現象学的方法の応用が盛んになってきている。本講義では、講師自身が行った看護師へのインタビューデータを分析する作業を行いたい。具体的な経験の語りの分析の興味の一端は、哲学史上で扱われなかった事象を、哲学史の延長で発見することにある。例えば緩和ケアに従事する看護師の語りは、死についての概念をもう一度練り上げ直すことを私たちに要請することになるのである。
  1. 6/07 [14:00-16:00] 「がん緩和の看護師Cさんの語りから。がん患者の主体化について」
  2. 6/08 [14:00-16:00] 「がん緩和の看護師Cさんの語りから。生の終わりの時間性」
  3. 6/14 [14:00-16:00] 「助産師Bさんの語りから。ある外傷的な経験の分析」
試験日:6/26[10:00-14:00]