Hosei Erasmus Mundus Program Euro Pholosophy

Hosei Erasmus Mundus Program, Euro Pholosophy - Over the two academic years 2008-9 and 2009-10 at Hosei University, classes for the first semester of "Euro Philosophy", an EU Erasmus Mundus Master Program, have taken the form of one-month intensive lecture series. This is the first instance in Japan of administering such a large-scale intensive lecture series within the Erasmus Mundus Master Program.

report

第3回: 授業風景 その2 (2009)

前回に引き続き、授業の様子を紹介していきます。今回は主に授業の内容について見ていこうと思います。

0301-photo.jpg授業風景(左)と、安孫子先生の授業計画書(右)
このような講義全体の見取り図のほかに、テキストのコピーなどが配布される

授業の進め方と内容

授業内容は、日本の大学の修士の授業でよく見られるテキストを毎回少しずつ読んでいくというのではなく、おおまかな言い方をすれば、学部の特殊講義といった感じで行なわれています。たとえば「形而上学」の科目についてはベルクソンの『創造的進化』の解説という形で進められています。ベルクソンの思想の主題となる問題の提示から始まり、『創造的進化』とベルクソンの他の主著との関係を示し、『創造的進化』の序文からこの書物の全体の構成を見た後に、各章で展開されている議論についての詳しい説明へと移るといった具合です。

このように流れは見やすいのですが、ただし、中身の濃さは半端ではありません。そもそも半年はかかるプログラムをひと月に凝縮しているだけでも大変なことであり、おそらく日本の大学でしたら2~3回に分けて教える内容を1回の授業で終えるような勢いです。

0302-photo.jpg密度の濃い授業と質疑応答

日本の大学ではめったに見られないエキサイティングな授業

また前回にお伝えした質疑応答の時間の長さからも想像していただけると思いますが、学生からの授業内容への質問にも熱いものがあります。主にヨーロッパの学生からの質問ということなりますが、納得がいくまで決して引き下がらないその姿勢には感動します。

0303-photo.jpg学生たちからの熱意のこもった質問

このように、日本の大学ではめったに見られないエキサイティングな授業が連日行われています。まだまだ授業は続きます。興味をもたれた方は、ぜひ教室に足を運んでみて下さい。

文責 松本力